ABOUT

▪︎サノライスの思い 人間の体は全て私たちの食べたものから出来ています。日本は四季や自然環境に恵まれ、農作物を育てるのにとても適した土地であるにもかかわらず、農業の担い手は年々減っており、日本の食料自給率は38%(2017年度)6割以上の食料を海外に依存しています。また、種子法の廃止などにより日本の農業の多様性はどんどん失われる方向に進んでいます。サノライスは飛騨高山の担い手のいなくなってしまった田畑を借り受け、体にも自然環境にも優しい米作りを行い、収穫した米を無駄なく流通させ、私たち自身が農業を生業として豊かに楽しく暮らすことで、若い世代の方々に「農業で生きていくのも悪くないな」と一つの選択肢に入れてもらえるようなモデルになりたいという夢を持っています。まだまだ試行錯誤の連続ですが、これからも誠実であることをモットーに米作りに取り組んで参ります。 ▪︎サノライスの田んぼ 飛騨高山では、山の斜面にある田んぼ、小さな田んぼ、変形の田んぼなど条件の悪い田んぼが、農家の高齢化、担い手不足、米価の下落などによりたくさん耕作放棄地となりつつあります。 サノライスでは、そのような田んぼを借り受けお米を栽培しています。一見条件の悪い田んぼでも無農薬栽培をする上ではメリットもあります。近隣に農薬や除草剤を使っている田んぼが少ないこと、農薬の空中散布が無いこと、山からの水を他の田んぼの影響を受けずに使えることなどです。条件が悪い分作業の手間ひまがかかり、体力も必要ですが、サノライスでは、そのような田んぼを耕作することが、里山の環境を守ることにつながり、子供たちの未来のために大切なことであると考えています。 ▪︎無農薬・無化学肥料であること 日本は世界でも有数の農薬使用国で、残留農薬の安全基準がとても低く、お米も例外ではありません。田植え機の普及とともに広がった農薬や化学肥料が作業の省力化や収量の増大に大きく貢献していることは否定できません。その一方で、体に及ぼす影響は計り知れず、川や海を汚染し、土は痩せて作物が本来持っている栄養分やミネラルさえも奪ってしまっています。サノライスでは、そのような観点から農薬・化学肥料は使用していません。 ▪︎除草剤不使用ということ 稲を育てる上で一番の悩みは、ヒエやコナギなど草の存在です。草が生えることで、土中の栄養分が奪われてしまい、米の収穫量に大きな差が出ます。除草剤もまた多くの農家の体力的・精神的な助けとなっていることは間違いありませんが、除草剤を使うことで雑草が枯れるだけでなく、田んぼや周辺に住む小さな生き物たちも死んでしまい、生態系が大きく崩れていきます。ホタルやトンボ、カエルなどが賑やかに暮らせる田んぼが蘇るように、サノライスではチェーン除草などの薬を使わない除草を行っています。数年後には田植えを終えた田んぼにホタルが乱舞する光景を夢見て。 ▪︎畜産堆肥不使用ということ 一般的な有機農業では、肥料として畜産堆肥が多く使われています。畜産堆肥というのは、主に牛や豚、鶏など家畜の糞尿からできており、それらを使用するのであれば、家畜が何を食べているかにまで気を配る必要があります。また、未熟な堆肥を使用することにも様々な問題があります。サノライスでは、育苗の段階からなるべく余分なものは入れないようにし、切わら、イトミミズの餌としての米ぬか、ミネラル分を補うための貝化石、微生物資材、必要に応じて魚介系の有機資材を使用しています。 ▪︎味噌作りと糀のはなし 日本人の主食である「ご飯」と、伝統的な日本の発酵食品である味噌を溶いた「味噌汁」。これらを日常的に食べることは、日本の風土によって育まれた先人の知恵である素晴らしい食文化です。サノライスでは無農薬・無化学肥料の大豆と黒豆の栽培も行っており、毎年冬には各地でサノライスの大豆と黒豆、糀を使った味噌作りのワークショップを行っています。また、味噌作りをきっかけに糀の素晴らしさ、日本の発酵食品の面白さに魅せられ、サノライスのお米で作った糀・味噌・玄米甘酒などの販売も行っております。